ストーリー4

選択肢を増やして、何をどう選ぶか


以前の私は、社会に出るのが怖かったけど、出てみると案外みんな病気がなくても同じような事で悩んでるんだって解った。色んな事に気付けてホントによかったと思う。

大切なのは、色んな事を知って、選択肢を増やして、自分が何をどう選ぶかなんだと思う。

以前の私

以前の私は、人の言葉が全て自分を非難するようにしか聞こえなかった。

それは今まで認められた経験が少ないから。

その言葉の背景に耳を傾けていなかったから。

幼少期から扱いはバイ菌だったから。

何かを始めるのがすごく怖くて,いろんな事から逃げてきた。

それは間違うのが怖いから。

間違うと怒られるから。

覚えられないと悪口を言われるから。

でも今、私はその選択は間違っていたっていうことに気づけた。

 

病気がなくても同じように悩んでる

今までの経験は私も周りも幼かった。

だから悪口にしか聞こえなかったし、言い方にも配慮が足らなかった。

それだけのこと。

大人になると責任も増えるけど、悪口ではなく、指導であったり、言い方にも丸みがあって受け入れやすくなってる。

固定観念にとらわれすぎてそこに気がつかなかっただけなんだよね。

リタイアして社会に出るのが怖かったけど、出てみるともう私はバイ菌ではないし、1人の人として、私の変な所も個性として見てもらえる。

案外、みんな病気がなくても同じような事で悩んでるんだってわかったし、人と話すって案外面白い!!って感じるようになった。

もちろんストレスフリーではないけれど、大きな負担では無くなったかな。

 

自分のやりたいことのために生きている

それって環境も変わったけど、私も大きく成長したからなんだよね。

成功体験が増えたり、認められることが多くなったり、社会に出てるって生きてる証を刻んでる感じがするんだよね。

よっぽど自分が変なことしてない限り絶対に誰か1人は見方してくれてるし。

「嫌われないように」「認めてもらえるように」ってしてた努力は全然違う方法だったことを教えてもらえたし、「生きてる意味」を必死に探してたけど、自分のやりたいことをするために生きてる。

自分の守りたいものを守るために生きてる。

それでいいと思うし、人が生きてるのに大した意味は最初から存在しないし、自分がどう生きたいかしかないんじゃないかって。

そんな意味付けは後付けでみんなそんなこといちいち考えてないんだよね。

生きてる意味なんかより、自分が楽しいと思うことを見つけることの方が簡単だし、それが生きる意味に完結できたらいいよね。

 

そして、今

色んな事に気付けて私はホントによかったと思う。

「知る、増やす、選択する」

結局は自分が色んな事を知って、自分の中の選択肢を増やして、自分がなにを選ぶか、どれを選ぶか、どう選ぶかなんだと思う。

 

30代、女性