ストーリー1

自分自身を大切にできるようになったら・・・


自分自身を大切にできるようになったら、自然と仲間が増えました。

「自分の一番の味方は誰か」意外と答えは近くに転がっているかもしれません。

全ての人に「私」を諦めないで欲しいと思います。

 

「うさぎは寂しいと死んでしまう」

本当かどうかはしらないけど、そういう言葉を聞いたことがあります。

私の場合は極度の寂しさで病気を発症しました。

学校でのけ者にされ、先生に怒られ、親に差別され、どこにも味方がいませんでした。

何度も死にたくなりました。誰にも認めてもらえないのに生きている意味がわからなかった。

私に声をかけてくれるのは幻聴だけ。そんな毎日を過ごしていたのはつい2年前のことです。

 

病気の発症

病気を発症し、学校に行くたびに過呼吸を起こし、幻覚に振り回されていました。

でも私の症状はちょっと「普通の症状」と違ったから、医者すらもちゃんと聞いてくれなくて、ますます孤独になりました。

ひとりぼっちの寂しさは言葉に言い表せない。

病院にも、学校にも、家にも居場所がない。

自分のことを聞いてくれる仲間がいませんでした。

でも、ちょっとまって。

一番私のことを否定してくるのは誰?

 

それって私自身なんじゃない?

一番私のことを否定しているのって、

クラスメイトでも先生でも親でもなくてまず「私自身」なんじゃない?

「自分自身を信じる」「自分を認めてあげる」「自分を褒めてあげる」

そんな一番身近な仲間の正体が自分なんだと知ったのは、本当につい最近のことです。

自分自身が自分のことをしらなくて、偏見があって、何もできないと思っていて、それじゃ自己肯定感なんてあるわけなくて。

私にそれを気づかせてくれたのは、当事者研究と親友ノートです。

自分のことを知って、私の中にいる味方が話せるようになったら、自分はちゃんと頑張っているんだということに気づけました。

そして、自然と仲間も増えていきました。

 

一番の味方

「自分の一番の味方は誰か」意外と答えは近くに転がっているかもしれません。

寂しかったね、頑張ったね、そんな風にしてたらしんどくて当たり前だよね。

誰かがではなく自分が変わること。

その大事さに気づくためには時間がかかるけど、ちょっとずつでいいから、気づいてあげてほしい。

自分について考えること。自分を大切にする手段を知ること。

自分を責めるばっかりじゃなくて何かひとつでも自分を認めてあげること。

その方法を知ることが出来たら、心が死んでしまうのを防げるかもしれません。

どうか、「私」を諦めないで欲しいと思います。

 

 

20代、女性