思い(理念)

1980年代頃より「リカバリー」という言葉が、アメリカで普及していきました。その後世界的な広がりをみせ、いまや「リカバリー」は、精神保健福祉の重要な政策に位置づけられてるほどになっています。

なお、リカバリーには様々な定義がありますが、マーク・レーガンは、「重い精神の病をもっていても、人は立ち直ることができます。人として尊重され、希望を取り戻し、社会に生活し、自分の目標に向かって挑戦しながら、かけがえのない人生を歩むこと、それが「リカバリー」です」と説明しています。また、リカバリーの過程については、第一段階 希望、第二段階 エンパワメント、第三段階 自己責任、第四段階 有意義な役割 とも説明しています。

リカバリーというのは、病気や困難があったとしても希望や自信を取り戻し、自らの生活や人生に挑戦する「過程」そのものなのかもしれません。

リカバリーの過程は、十人十色です。あなたの「リカバリー」を、ともに学んで考えてみませんか?

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学長挨拶

~リカバリカレッジ開校にあたり~
私達を取巻く環境は、急速に価値感が多様化し、働き方など様々な環境が移り変わりその対応に戸惑いを感じ、時には“生きづらい”や、周りに人はいるけど“孤独”を感じたり、“個性”に悩んだりさまざまな状況に不安おぼえ医療機関や福祉関連への相談や受診する人はここ10数年の間に倍増しました。現在の日本では、こうした状況の対応は医療(病院にかかること)か福祉の利用者になるしか選択肢がありません。しかし私たちは、イギリスのリカバリーカレッジをモデルに新たな第3の選択肢としてここ名古屋の地にリカバリーカレッジ名古屋を開校いたします。イギリスでは“Hope,Control,Opuportunity”を軸に据えリカバリーカレッッジを旅に例える人もいます。
「人生はアップダウンがあり上手くいかない時、それも旅の途上教えるのではなく、良くなる為になにをしたら良いか、重要なのかを気づける場」
医療や、福祉ではなく自分で“学び”“気づく”“体験”“個性の発見”このことが、及ぼす大きな効果は測り知れません。そして共に学ぶ“仲間”とのつながりはさらに大きな流れとなり「希望を持ちそれぞれの個性を尊重し楽しい人生を生きる」リカバリーの概念を実現いくことがリカバリーカレッジ名古屋の願いです。そして、リカバリーカレッジ名古屋の大きなテーマは“共に学ぶ”です。教える、一方通行ではなく年令、性別、それぞれの個性に左右されることなく「人生を生きる人」としてお互いが共に“学び”“学ぶ”誰もが教師を基本姿勢にして共に学ぶ実現してまいります。私自身もここでの学生の皆様との学びを楽しみにしている一人です。
最後に、私達は決して医療や福祉を否定するものではなく、リカバリーカレッジ先進国のイギリスの様に医療、福祉、地域、企業等のネットワーク、共存関係築き医療、福祉予算の軽減ととともに新たな選択肢の登場による医療、支援者の意識変革の一助となり日本のメンタルヘルスに新たなページを開き、このちいさな流れがやがて大河となる一助になれば幸いです。リカバリーカレッジ名古屋運営委員会を代表して皆様と共に学べることを楽しみにしています。

リカバリーカレッジ名古屋  学長 山﨑栄一 2018 年